ディレクトリ構造
Craft 3 の新しいコピーをダウンロードすると、プロジェクトには次のフォルダやファイルがあります。
# config/
すべての Craft とプラグインの設定ファイルと license.key
ファイルを保持します。
web/index.php
に PHP 定数 CRAFT_CONFIG_PATH を設定すると、このフォルダの名前や場所をカスタマイズできます。
# modules/
サイトで利用している Yii モジュール (opens new window) を保持します。
# storage/
ランタイムで動的に生成される一連のファイルを Craft が保管する場所です。
そこにはいくつかのフォルダが含まれます。
backups/
– Craft のアップデートやデータベースバックアップユーティリティの実行時に生成される、データベースのバックアップを保管します。logs/
– Craft のログや PHP エラーログを保管します。rebrand/
– アップロードしてある場合、カスタムログインページのロゴとサイトアイコンファイルを保管します。runtime/
– ここにあるすべては、おおよそキャッシングやロギングを目的とするものです。もしフォルダが削除されたとしても、Craft の稼働に影響はありません。興味がある方のために、(包括的なリストではありませんが)
storage/runtime/
で確認できるものを掲載します。assets/
– 新しいサムネイルやトランスフォームの生成にあたり画像が必要なときに Craft の HTTP リクエストを節約する目的で、画像サムネイル、リサイズされたファイルのアイコン、リモートアセットボリュームに保存された画像のコピーを保管します。cache/
– データキャッシュを蓄積します。compiled_classes/
– いくつかの動的に定義された PHP クラスを保管します。compiled_templates/
– コンパイル済みのテンプレートを保管します。mutex/
– ファイルロックデータを保管します。temp/
– 一時ファイルを保管します。validation.key
– リクエスト間のハッシングやデータ検証に使われる、ランダムに生成され、暗号的に安全な鍵です。
web/index.php
に PHP 定数 CRAFT_STORAGE_PATH を設定すると、このフォルダの名前や場所をカスタマイズできます。
# templates/
フロントエンド向けのテンプレートがここに入ります。静的に配信する画像、CSS、JS などのローカルサイトのアセットは、web フォルダに保存します。
web/index.php
に PHP 定数 CRAFT_TEMPLATES_PATH を設定すると、このフォルダの名前や場所をカスタマイズできます。
# vendor/
これは Composer で依存関係にあるすべてのもので、Craft 自身や Composer 経由でインストールしたすべてのプラグインが含まれます。
web/index.php
の PHP 定数 CRAFT_VENDOR_PATH を変更すると、このフォルダの名前や場所をカスタマイズできます。
# web/
このディレクトリはサーバーのウェブルートを表します。パブリックの index.php
ファイルがここにあり、静的に配信されるローカルサイトの画像、CSS、JS などがあります。
このフォルダの名前や場所をカスタマイズできます。もし、他の Craft フォルダと並んでいる状態から移動するならば、<Webroot>/index.php
の PHP 定数 CRAFT_BASE_PATH を確実に更新してください。
# .env
PHP dotenv (opens new window) の .env
設定ファイルです。バージョン管理でコミットする必要のない、機密性が高い、または、特定の環境に依存する設定値を定義します。
# .env.example
PHP dotenv (opens new window) の .env
ファイルのひな形です。実際の .env
ファイルの出発点として使用されるべきです。ファイルとして保存されていますが、稼働している Craft プロジェクトの各環境のバージョン管理からは除外してください。
# .gitignore
変更をコミットするときに、無視するファイルを Git に伝えます。
# composer.json
すべての Craft プロジェクトで使用されるべき、出発点の composer.json
ファイルです。詳細については、Composer のドキュメント (opens new window) を参照してください。
# composer.lock
これは vendor/
へ現在インストールされている依存関係やバージョンを Composer へ正確に伝える Composer ファイルです。
# craft
これは、Craft のコンソールコマンドを実行するために利用する、コマンドライン実行可能プログラムです。